MITA通信

Facebook Facebook

さぁ~本番だ 事前学習もバッチリ。稲美町立天満南小学校の疏水学習

2021.10.8

                    令和3年10月8日()午前8時50分~12時00分

 なんと秋晴れのはずが夏に戻ったように暑い。もう10月ですよ。30℃超えかな?
 今日は、児童29人4年1組が稲美町の練部屋分水所と御坂サイフォン(水管橋・沈下含む)、と吞吐ダムの見学。
 二日前に事前学習を行い、楽しみにしていた現地見学です。
 最初は、稲美町の練部屋分水所。東播用水土地改良区の藤田参事が説明をして頂きました。
 分水所とは、水を分ける為の施設。1891年に淡河川疏水が出来て、それでも足りないので山田川疏水も追加となりました。円錐形の施設に入り、今は水量も無く分水の内側がよく観察できました。直径は3.3m。高さ2.55mとなっていて、分割(①印南・手中・森安、②蛸草、③天満、④加古)出来るような仕組みです。天満南小学校区へは、森安のゲートから流れていきますと説明。
 
 9時40分からは、吞吐ダムへ移動。福森真理所長が概要について説明されました。
 高さ約70m。長さ260m。ダムの貯水量は、京セラドーム15個分。水の使い道は?と質問され、子供たちからは上水道。飲み水や田んぼへと発表があり、大正解と褒められました。全開すると1秒間に25mプール2杯分がいっぺんに放流されるそうです。(実際は危険で出来ないけどね)
 ダムの管理棟の壁には、吞吐ダムに流入する大川瀬導水路の大きさが書かれていました。(写真で大きさを確認)

続いて、御坂サイフォン。再度、藤田参事の説明で。クイズ形式で10問以上問題と回答を絵コンテ付きで説明して頂きました。
 藤田参事からは、水管橋について、新しくポリマーセメントで修繕し補強していますと説明。
 子供から、どんな材料で作られているのですかと質問され、6mのダクタイル鋳鉄管(DCIP:外側は鉄。中側はコンクリート)を163本使用と回答。2年前に塗装し、約1千万円かかった。
 また、今日は、行けなかったけど、水を溜め送る最初の淡河川頭首工から7.7km。練部屋分水所まで18kmもあるんだよと回答され、子供たちからは凄いと歓声が揚がっていました。
 子供たちは、講師の方の話を真剣に耳を傾け、ノートに書き込んでいました。こうやって水の大切さを覚えていくんだね。水を大切にするんだよ。いやするだろうね。この子たちは。

 疏水学習の目的
 ・水の循環、水源地域の大切さを学習する。
 ・淡河川山田川疏水のスケールや仕組みに注目しながら、先人の偉業を現地で確認する。
 ・農業用水と上流の水源地域の関わりについて理解を深める。

ページの先頭へ