ため池とは

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さまざまなため池

ため池は自然の地形を最大限に利用してつくられており、その立地によって、池の形態、水質、自然環境などが異なります。

大きな池 小さな池

一口にため池と言っても、何ヘクタールもあるような大きな池から、個人で所有・管理されている10メートル四方くらいの小さな池まで、その規模はさまざまです。
兵庫県で最も大きなため池は、稲美町にある加古大池です。その貯水面積は、何と甲子園球場の約12倍の49ヘクタールもあります。

加古大池(稲美町加古)

加古大池(稲美町加古)

「皿池」と「谷池」

平地(平野部)では、窪地の周囲に堤防を築いてため池をつくりました。水深は比較的浅く、底が平らな形になることから「皿池」と呼んでいます。
一方、丘陵地や山間部では、谷をせき止めてつくった「谷池」がふつうです。谷池の堤防(池尻)側は水深が深く、両側の岸辺も急勾配なので水生植物群落の発達がよくありません。しかし、池の奥(谷頭)側には浅水域や湿地があって自然度の高い水辺になっていることがよくあります。
谷池は、谷筋に沿って棚状に3、4個加古大池(稲美町加古)の池が連なっている場合も多く見られます。それらは、「重ね池」と呼ばれ、特有の景観を形づくっています。

野村池(稲美町加古)

【皿池】野村池(稲美町加古)

上池(明石市大久保町)

【谷池】上池(明石市大久保町)

成井地区のため池(加古川市志方町)

【重ね池】成井地区のため池(加古川市志方町)

 

 

 

 

 

池の立地と水質の関係

皿池は、平野部に多いことから、周囲が住宅地などに開発されていることが多く、生活排水などの流入による水質汚濁が大きな課題となっています。
一方、谷池や重ね池は周囲が林となっているところが多く、人為的な汚濁はあまりなく、比較的水質は良好です。

〈谷池は貧栄養、皿池は富栄養のものが多くなっています。〉

貧栄養
(ひんえいよう)
水は透明度が高く、緑色から青色の色あいです。
腐植栄養
(ふしょくえいよう)
落ち葉などの植物が微生物の働きによって分解された物質を多く含んでいます。
水は茶色の色あいです。
中栄養
(ちゅうえいよう)
貧栄養と富栄養の中間の水質です。
富栄養
(ふえいよう)
プランクトンが多く、水にはにごりがみられます。
水質の悪化が進むと、アオコが発生したりします。

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