天満大池(てんまおおいけ)

天満大池
県内最古の記録が残る大きなため池
天満大池は、約1350年前の白鳳時代(675年)に築造されたと県内最古の記録が残るため池です。その規模は、加古大池に次ぐ県内第2位の満水面積を誇り、稲美町天満地区の農地を潤す大切な水を貯めています。
希少種アサザの保全
万葉の歌で詠まれたアサザ(環境省レッドデータブック準絶滅危惧種)の自生地で、天満大池ため池協議会ではその生育環境の整備や、天満東小学校生の里親活動など、地域で保全活動に取り組んでいます。
また例年9月に開催されるアサザ祭りは、その保全啓発と、水草の展示や炊き出しに併せ、歌や踊りの楽しいアトラクションが催される一大イベントです。
文化
天満大池北西の角に道を隔て天満神社が鎮座します。菅原道真公を祀り、地域では学問の神様として信仰されています。
毎年10月の第2日曜日には秋祭りが催されます。その例祭のメインイベントとして、神輿が氏子に担がれ天満神社から渡御し、天満大池に投げ込まれ同時に氏子達も飛び込み五穀豊穣を祈願します。
レクリエーション
ため池の東部池畔は稲美町天満大池公園があり、散策路や親水護岸が整備され、バーベキューサイトも併設されており、訪れた人達の憩いの場となっています。
ため池百選
農林水産省のため池百選(農林水産省平成22年)に選定された。





