清水新池(しみずしんいけ)

清水新池(しみずしんいけ)
ため池紹介
清水新池は、明石清水高校の西側に位置しており、隣にある池は宝永池(ほうえいいけ)と呼ばれる池で2つは繋がっています。用水はお米づくりのほか、冬場にはイチゴ栽培にも利用されています。
造成された時代
清水新池が築造された時代は不明ですが、江戸時代には造成されていたと言われています。
伝統行事
田植えが終わった6月下旬に豊作を祈る神事「オクワハン」が行われます。この行事は250年以上も続いており、田植えが無事に終えられたことに対する感謝と水が十分に行き渡るようにという祈りが込められています。清水神社の氏子4人が羽織袴姿で木の桑と金色の御幣を持って、神社から田をまわり、清水新池の弁天さんにお参りして神社へと戻っていきます。
弁天さん
池の東に弁天さんが祀られています。昔、琵琶湖の竹生島にある弁天堂からご神体を受けており、戦前までは祭りの神火を竹生島までもらいに行っていたそうです。
保全活動
毎年6月と11月にため池の草刈りやゴミ拾いをするクリーンキャンペーンをしています。清掃後には焼き芋の振る舞いがあり、地域交流のきっかけづくりの場にもなっています。
大規模改修工事
昭和55年(1980年)にため池の改修工事を実施していましたが、漏水などの老朽化が見られたため、平成23年(2011年)から27年(2015年)にかけてため池西側の堤体280mを改修しました。また、取水施設の改修や遊歩道を整備しました。