MITA通信

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農村地域防災減災事業 弟池地区現場見学会

2021.2.2

このたび、高砂市阿弥陀町の弟池で耐震工事現場説明会が行われました。

近年、台風等による豪雨や大規模な地震により農業用ため池が被災するケースが多発しています。平成30年7月の西日本豪雨では農業用ため池が決壊したことで下流域に大きな被害が発生しています。

弟池は、受益地28.6haをかんがいしている主要な水資源施設であり、地区住民の生活基盤をなす農業経営上、欠くことのできない存在です。一方、築堤後の維持管理への努力にもかかわらず、堤体や取水施設の老朽化が進んでいます。

このため、大規模地震、集中豪雨などによる被害を未然に防止し、農業経営の安定、下流住民の生活や公共施設等の安全を守るために、必要な耐震性を備える施設整備を実施するための工事です。

平成30年度から耐震補強計画がスタートし、令和元年度から5年度まで工事が行われます。この耐震補強工事により地域の安全が保たれます。

冬場の水の無い渇水期に工事を実施し、このたび途中経過ですが、弟池の水を抜いた現場で工事の進捗状況等の説明会が行われました。

加古川流域土地改良事務所の岸元課長による工事進捗状況等の説明があり、高砂市ため池協議会の役員・東播磨県民局・高砂市職員など約40人が出席しました。

工事概要の説明後、役員の方々は盛土の堤体工、取水施設工について見学し、堤防に使用されている土(刃金土)はどこから運んで来たか等の質問をされていました。

また、池の水が排出される底樋管を傍で確認しながら管の大きさ(内径800mm)を確かめられていました。

 

 

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