野々池（ののいけ）

波よけの島

　周囲に風邪を遮る遮断物がない「いなみ野台地」に築造された野々池は、南東からの風が特に強く、また対岸まで250mもあるため、集落のある西北側の堤防が常に浸食され人々の苦労の種でした。いつのころからか、池の中ほどに弁財天社を祭り島を築いたところ、これが波除となり堤防が大きく削り取られなくなりました。