溝ヶ沢池(みぞがさわいけ)

溝ヶ沢池(みぞがさわいけ)
築造された時代
溝ヶ沢池は、新田開発が進んだ江戸時代の寛文四年(1664年)に造成されました。当時は新田開発が盛んに行われており、それまで水源としていた天満大池の水が不足するようになりました。そこでお米づくりに必要な水源を新たに確保するため、岡村(現在の岡集落)が御上へ普請を願い出て、関係5集落(六分一、守安、中村、北山、国安)の了解のすえ築造することができました。
様々な機能
○親水機能
堤体の上に遊歩道が整備され、日常的にウォーキングやランニングなど水辺空間に親しむことができます。
○水面活用
民間企業が水面の一部を使って太陽光発電事業を行っています(発電規模は2,400kw)。
○生態系保全
ため池西側にいなみ野水辺の里公園が隣接しています。園内には、「いなみ野水族園」があり、東播磨地域ため池や川に生息する魚や亀などを展示しています。さらに昆虫標本、写真なども展示されています。
○洪水調整
大雨が降った時に雨水を一時的に貯留する機能を有しており、ため池下流の農地や家屋への洪水被害を軽減する効果があります。