兵庫県の東播磨地域では水辺を活かした新しいふるさとづくり「いなみ野ため池ミュージアム」を進めています
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ため池の生き物
イラスト/豊田 純子
 
自然豊かなため池を訪れると、岸辺にはヨシやマコモが群落を作り、水面にはヒシ、ジュンサイ、ガガブタなどの水草が葉を浮かべています。水中にはクロモ、セキショウモなど水中生活に適応した水草が生育しています。タヌキモの仲間が水に浮かび黄色い花を咲かせている池もあります。
 
平地のため池の水草群落 沈水植物群落 豊かな抽水植物帯のある池
 
水草の間を飛ぶいろいろなトンボ、水面を泳ぎ回るミズスマシやアメンボ、水中にはゲンゴロウの仲間やミズカマキリが泳ぐ姿を見ることもできます。山間部の池にはヒルもいます。淡水海綿や淡水クラゲのような珍しい生きものたちもため池の住人です。網を入れれば、さらにいろいろな生きものを探すことができるでしょう。
兵庫県には約120種の水草が記録されていますが、そのうち4分の3に及ぶ90種あまりがため池に見られます。そして、その半数の約45種は、河川・水路・水田など他の水域には見られず、ため池にだけ生育しています。ため池が存在しなければ、これらの水草は兵庫県には分布しなかったということになります。
 
群れ泳ぐメダカ さまざまな植物が生育するため池の堤体
 
日本に分布する約180種のトンボのうち、半数近い80種がため池を主な生活場所としていることも知られています。ため池は人間が管理して利用してきた水域ですが、多くの生きものたちにとってもかけがえのない場所なのです。兵庫県の水辺の自然の豊かさは、ため池が支えているといっても過言ではありません。
 
堤体に咲くクサボケ ため池はトンボにとって大切な生息空間
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